トランスマスター

バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲のトランスマスターのレビュー・感想・評価

3.0
♯134 バットマンのヴィランの発生条件は液体に浸かること

第18回ゴールデンラジー賞ノミネート作品

ロビンコミックス初登場
1940年『ディテクティブ・コミックス』38号

舞台はゴッサムシティ

今回のヴィランは3体
分子生物学者で不治の病の妻を冷凍保存するための作業中の事故で凍結液を浴びて
氷点下でないと生活できない体になってしまった
Mr. フリーズ

マッドサイエンティスト
ウッドルー教授の助手で、植物の毒素の液体に浸かり毒とフェロモンの力を手に入れた
ポイズンアイビー

同じくウッドルー教授の開発した
筋肉増強剤でドーピングした狂戦士
メキシカン覆面レスラー
ベイン

対するバットマンサイドは、
前作からバディとなった
バットマン&ロビンと
新たに加わったニューフェイスの紅一点
バットガール
1961年4月
「バツトマン」コミック#139で初登場
で3on3体制になる。

シリーズを通してウェインズ家の執事をしているアルフレッドは、体調を崩してしまう。
ある日アルフレッドの姪っ子
英国の名門オックス・ブリッジ学院のJKバーバラ・ウィルソンがウェインズ邸に居候に突如現れ居候になる。
その後Mr. フリーズの冷凍スーツの動力源となるダイヤ強奪事件が勃発したりポイズン・アイビー主導の植物による地球征服「植物補完計画」でゴッサムシティの治安が乱れ、ゴッサム市警の要請でコスプレ自警団が活躍するアメコミ映画です。

◆良い点/注目ポイント
・バットガールの英国式JK制服は見ているだけで紅茶三杯いけます。
・ジョージ・クルーニーが主演なのに、全てがシュワ元知事のスケジュールを最優先に撮影されたそうです。

◆改善点
・バットマンとロビンのスーツの乳首は不要。ただしバットガールは必要です。
・ベインが、Mr.フリーズより体がでかいためシュワ元知事が小さく見えてしまいます。
ボディビルダーよりでかいプロレスラーは起用禁止です。

◆総括
・華やかで陽気な失敗作ですが、
90年代に量産されたシュワルツェネッガーの近未来SFを楽しむ感覚で見ると、別の楽しみ方が出来ます。

-2023年134本目-