たかはた

ハッシュ!のたかはたのレビュー・感想・評価

ハッシュ!(2001年製作の映画)
4.5
片岡礼子の声や態度、全部が本当のことのようで、朝子のキャラクターとしての立ち上がり方すごかった。この3人の在り方は、家族とも友達とも言えない「それはそれでぜんぜん大丈夫」な共生の道を確かに示していて、3人でのお出かけのシークエンスはとても説得的で抵抗的な映像表現だった。私も「それはそれでぜんぜん大丈夫かな」って思うよ。
同時に、今となっては橋口亮輔自身のことを考えるとき、シスゲイ男性と体制順応(シスゲイ男性が体制順応できること)について考えざるを得なくて、なんとも言えない顔になってしまう。
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