でぃあぬ

ダンボのでぃあぬのネタバレレビュー・内容・結末

ダンボ(1941年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

クラシック
現代となっては、内容よりも当時の人々の思想を感じるのを楽しむ映画となっていると感じた。
黒人が肉体労働してたり、動物を力で支配したり、目には目を的な精神が当たり前だったんだよなと再確認。

何より大きな事実は、それらがごくごく当然で意識にすら上らないレベルで自然に描いていることがよく伝わってきたこと。
今私たちがしている至極尋常な言動も、必ず何かの判断/区別を含んでいて、誰を傷つけているか分からない。
自分では気が付けないし、誰も傷付けない言動というのは不可能だと思う。逆も然りで、生きていれば必ず誰かに傷付けられる。

それらを踏まえた上で大事だと思うのは、常にその事実を頭の片隅に置いておくこと、そして強くなること。
そんなことを考えるヒントをくれる映画だった。