上海十月

栄光への5000キロの上海十月のレビュー・感想・評価

栄光への5000キロ(1969年製作の映画)
3.0
日本のカーレース映画といえばこれしか思いつかない。ゴールデン洋画劇場で放映された時、友達と話題になった。カーレースシーンが決まっていたからだ。TV放映時、既に石原裕次郎は、デスクで電話をとって意味深な発言で指示を与える小太りなおじさんだった。再見すると私が当時見たのは国際版の短縮版で尚且つCM入ってるから96分くらい!印象的なシーンを繋いでるから印象が強烈だったのかと。再見しても小太りデスクおじさんの印象は変わらなかった。以前からこの人なんで人気があるのか不明だと個人的に思ってる。タランティーノが「俺は待ってるぜ」を見て蔵原惟繕監督に興味があり自身の「ワンスアポンアタイムインハリウッド」が1969年だから同年公開である本作の英語版DVDが欲しいと言ったのは、衝撃的で、やはりタランティーノは、どうかしてる。TV放映時に大半がカットされたであろう浅丘ルリ子とエマニュアル・リヴァの話や浅丘ルリ子のデザイナー話や三角関係が全く面白くない。富士スピードウェイやサファリシーンは、面白い。ライバル関係のフランス人ドライバーとの対立も今ひとつ。そして、やたらめっったら長ったらしい。三船敏郎は「グランプリ」でホンダの社長やって日産の常務と自動車メーカーの役員役するのね。鈴木瑞穂のナレーションはカッコいい。そして唐突に終了。でも日本で1969年興収ナンバーワン映画。
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