しんどう

ゼア・ウィル・ビー・ブラッドのしんどうのレビュー・感想・評価

4.5
ダニエル・デイ・ルイスの映画。
と、言うか、出来上がった作品を観てしまうと、これだけのものを他の人が出来たか考えてしまう。 たぶん出来ないだろう。それぐらい役者の凄みを感じられる。
作品の冒頭、ひたすら採掘するシーンが続く。一人だけで、一言も話さないシーンが延々と続く。 音楽もなにもなかったと思う。
かなりの時間だが、引き込まれていく。彼と、監督の演出力をこの最初のシーンで見せつけられる。
自信があるからなのだろう。そうでなければここまで引っ張れない。この初めのシーンでこの映画の凄さを十分に感じさせる。
何重にも絵の具を塗りこめていった油絵のような重厚感。分厚い、骨太な作品。
しんどう

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