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ゼア・ウィル・ビー・ブラッドのbluebeanのレビュー・感想・評価

4.0
序盤、石油が湧き出すシーンにも関わらず流れる不穏な音楽。徐々に分かってくる主人公ダニエル・プレインビューの人格のヤバさ。他人はどうなっても良いというサイコパスでありながら、息子や弟を名乗る人と家族であるという妄想を抱き、破滅に向かっていく様は壮絶です。

資本主義の象徴のようなダニエルと、牧師でありながら欺瞞的なイーライとの、対照的かつ似たもの同士の争いも見ものです。ラストのボーリング場での2人のシーンは、抜群の演技も相まってものすごいインパクトです。
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