アダモ

ゼア・ウィル・ビー・ブラッドのアダモのレビュー・感想・評価

3.5
アメリカ開拓時代。
世はまさにゴールドラッシュ!

現実主義者の石油採掘屋と理想主義者の新興宗教屋の長きに渡るマウント合戦!

俺は採掘屋。
鶏が先か卵がさきか?
お金が先か神様が先か?
なんにせよ先立つものがないとコトが進まない。
綺麗事で金が稼げるか?
他人なんて信用できねーんだよ。
全ては俺のコントロール。
手筈で動いていくんだよ!
使えねーヤツはスクラップな?
有言実行、屈強な採掘屋魂!

ワタシは聖職者。
強き者がいて弱き者もいる。
互いにないものを補い合い助け合う。
互いに気づかい、尊重しあう。
緣は円なり。
価値観を統一し、定期的な集まりで互いを称え合い赦し合う。
「オーハレルヤ!」
心が落ち着きませんか?
アナタの楽園行きは約束されていますよ。

水と油。
事務屋と現場マン。
所詮はサンダ対ガイラ(笑)。

考えの合わない人間同士の果てることのない一大叙事詩。

生きる上で当然出くわすマウントオジさん。
いかにギリギリのクリアランスで躱していくかが日常レベルの修羅場の美学(笑)。
ストレスとうまく付き合い、適当に周囲と合わす。
うまい飯とカワイイ奥さんのフトモモと良い睡眠があれば俺は満足だよ。

長いから3回くらいに分けて観たらいい感じっすわ。
アダモ

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