このレビューはネタバレを含みます
孤高の殺し屋のクールな生き様を描く、男の美学を感じる作品🎥
主人公ジェフを演じるのはアラン・ドロン。彼の演技をちゃんと見たのは今回が初めて。
当時31歳だというのに、何と洗練された佇まい!✨
トレンチコートを着て、鏡を見て帽子を被る🎩
全てが計算されたルーティンのよう。
自身の手の傷の手当てでさえ、片手で流れるように行われる🩹
他人と交わらず、無口で、表情も変えないジェフ。無駄な動作もなければ、ラブシーンもない。
死と隣り合わせの世界で、研ぎ澄まされた感覚を保つための術なのだろう。
小鳥の様子で異変に勘づく🪶
オレンジ色や黄色のそれしか知らなかったが、飼っていたのはカナリア🕊️
それには意味があった⬇
《かつてカナリアは毒ガス検知器として使用されていた。》
https://karapaia.com/archives/52260076.html
依頼人からも警察からも追われることになるジェフ🚓
捜査員の発信機から尾行の状況が目に見えて分かるシーンがいい!
タイムリーでゾクゾク😨
女性(当時のアラン・ドロンの妻 ナタリー・ドロン)に一目だけ会いに行く。残した言葉は「決着をつけてくる。」😍
突然のラストに衝撃‼️
義理を果たすための、覚悟の行動だったとは...
残念だったのは、テレビ番組表の解説でラストがバレていたこと😱💦
「弾」のことまでは書いてなかったけど...
ホントやめて欲しいわ〜💢
【notes】
●モノトーン寄りの色彩と陰影
●静寂の中の、最小限の台詞(最初の台詞が発せられるのは、冒頭から9分30秒後⏱️)や音(カナリアのさえずり、雨など)