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サムライのcookieのネタバレレビュー・内容・結末

サムライ(1967年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

孤高の殺し屋のクールな生き様を描く、男の美学を感じる作品🎥

主人公ジェフを演じるのはアラン・ドロン。彼の演技をちゃんと見たのは今回が初めて。
当時31歳だというのに、何と洗練された佇まい!✨
トレンチコートを着て、鏡を見て帽子を被る🎩
全てが計算されたルーティンのよう。
自身の手の傷の手当てでさえ、片手で流れるように行われる🩹

他人と交わらず、無口で、表情も変えないジェフ。無駄な動作もなければ、ラブシーンもない。
死と隣り合わせの世界で、研ぎ澄まされた感覚を保つための術なのだろう。

小鳥の様子で異変に勘づく🪶
オレンジ色や黄色のそれしか知らなかったが、飼っていたのはカナリア🕊️
それには意味があった⬇

《かつてカナリアは毒ガス検知器として使用されていた。》
https://karapaia.com/archives/52260076.html

依頼人からも警察からも追われることになるジェフ🚓
捜査員の発信機から尾行の状況が目に見えて分かるシーンがいい!
タイムリーでゾクゾク😨

女性(当時のアラン・ドロンの妻 ナタリー・ドロン)に一目だけ会いに行く。残した言葉は「決着をつけてくる。」😍

突然のラストに衝撃‼️
義理を果たすための、覚悟の行動だったとは...

残念だったのは、テレビ番組表の解説でラストがバレていたこと😱💦
「弾」のことまでは書いてなかったけど...
ホントやめて欲しいわ〜💢

【notes】
●モノトーン寄りの色彩と陰影
●静寂の中の、最小限の台詞(最初の台詞が発せられるのは、冒頭から9分30秒後⏱️)や音(カナリアのさえずり、雨など)
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