ラストのジェフ(アラン・ドロン)の行動の理由は2つ考えられました。
ある人から依頼を受け殺しを行いますが、1人だけ顔をはっきり見られてしまいます。警察に疑われ依頼者から関係する人物からも命を狙われ…
「恐るべき子供たち」「いぬ」「リスボン特急」などを手がけたジャン=ピエール・メルヴィル監督による"ある孤独な殺し屋ジェフ・コステロの物語"!
主演はフランスの名優アラン・ドロン!
DVDのほうが…
映画を構成する上において、無駄なものの一切を削ぎ落とした映画。
セリフもほとんどないし、人物描写、設定の説明なども一切ない。
そうすることによって、映画は映画になるのだと思う。
「削ぎ落とした美」…
画面全体の雰囲気からして仏蘭西産フィルム・ノワール。ジャン=ピエール・メルヴィル監督の芸術品の様な空気感、寡黙な殺し屋を演じるアラン・ドロンの熟成された気品と官能と云う二面性を感じる作品。青み掛かっ…
>>続きを読むアラン・ドロンが31歳位の時の作品で、究極のイケメンぶりを見せてくれる殺し屋もの。20代の頃よりも渋みが加わって格好いい。
終始無表情の一匹狼を徹底し凄みも半端ないが、こんなキャラが侍と解釈されるフ…
海外では知名度が非常に低いものの、日本では大人気の香水「サムライ」。
今作主演のアラン ドロンが、三船敏郎をイメージしたとも言われる香りだが、私はいつも疑問に思っていた。
「この香水ちょっと爽やかす…
このレビューはネタバレを含みます
サムライを孤独の象徴とし、現代のパリに住むサムライを描いた作品。フィルム・ノワールらしいフィルム・ノワールである。
この作品は見所が多いが、特に好きなのは冒頭のつかみとラスト。
冒頭では、"引用"…
待望のブルーレイ化で中学生の頃以来2度目の鑑賞。
いま観ると、「一流の殺し屋がこんなんでいいの?」ってくらい甘くて雑な仕事ぷりではあるけれど…
そんな事はいいんです。この映画は。
静謐で怜悧なブル…
天気の悪い日に観たいですね。笑
ダークな色を使った画がかっこいい、説明的なもの、叙情的なものを削いだリズムのよさと、それと一緒に動く人達を淡々と追う映像が気持ちよく、よく計算されて作られた作品だなと…
4回鑑賞したが、未だにラストのジェフ・コステロ(アラン・ドロン)の行動の意味が判然としない。しかしそれでいいのだと思う。
監督のジャン=ピエール・メルヴィルは敢えてラストの意味を明らかにしないために…