甘味

ボクは五才の甘味のレビュー・感想・評価

ボクは五才(1970年製作の映画)
4.2
最高の子供映画発見。
もう、とにかく太郎ちゃんが愛しすぎて泣いた。可愛くて可愛くて泣いた。

祖父母、叔父叔母たちと暮らす五才の男の子が、出稼ぎ中の父親に会いたい一心でお金も持たずにたった一人で高知から大阪まで旅するロードムービー。

三才の時に一度だけお父ちゃんと大阪旅行した太郎ちゃん。手がかりはその時に自分が描いたスケッチのみ。泣ける。

家族はもちろん、周囲の大人がみーんな親切であったかい。頑張る太郎ちゃんを咎める事なく、温かい目で見守る優しい世界。泣ける。

ラストは号泣のち、オチが最高に可笑しくって泣き笑い。心がぽっかぽかになった。
いやー、この時代にこんなにもシンプルで愛が溢れた子供映画があったなんて。感激。

個人的に、私が大好きなスウェーデンのロッタちゃんシリーズを彷彿とさせた。ナレーション入りだし、より絵本や児童文学に近い感じ。

これは娘も間違いなく好きだわ。次は絶対一緒に観よう。楽しみ。
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