スギノイチ

必殺の一弾のスギノイチのレビュー・感想・評価

必殺の一弾(1956年製作の映画)
3.4
己の銃の腕前を隠しながら戦いを避けて生きる主人公と、敵の前に男を差し出そうとする街の人々。
『真昼の決闘』ぽい”愚民と英雄”系西部劇ではあるが、そこらのおっさんみたいな敵の造形が印象的。
いや、真の敵は自己顕示欲か。

「男性=銃」をアンチテーゼに使う手法は図式的すぎる気もするが、こういうオチが50年代の西部劇にあったことが驚き。
スギノイチ

スギノイチ