雨宮はな

真昼の決闘の雨宮はなのレビュー・感想・評価

真昼の決闘(1952年製作の映画)
2.0
私には「“あの”ゲイリー・クーパーとグレース・ケリーが出演している作品」という情報しか重要ではなかった。

残念ながら、私にはヒットしなかった。
設定、物語、キャラクター、アクション、どれもが価値観と合わず「えぇぇ…」の連続。これは時代によるものが大きいと感じた。この映画が出た当時なら、きっとわくわくする設定と物語で、俳優たちにうっとりし、ハラハラしながら決闘シーンを眺められたのかもしれない。

モノクロ映画だからこその良さもあるが、設定や物語を楽しめなかった私としてはせめてファッションや風景を楽しみたかった。そうするとモノクロではやはり弱く感じた。グレース・ケリーの来ているドレスのデザインだけでなくカラーまで楽しめたらなと(せっかく結婚式のシーンもあったわけだし)。

モナコ妃になったグレース・ケリーのイメージしかなかったため、結婚を基準にしか物事を考えられない、自分本位な馬鹿な女のキャラクターを演じていることにものすごく違和感があった。残念にも映った。
雨宮はな

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