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真昼の決闘のBACのレビュー・感想・評価

真昼の決闘(1952年製作の映画)
2.5
・映画の出来の良い悪いは関係なく、はっきり「これは嫌いだ」と言える映画。昔、子供の頃にテレビで観たけど、こんなに嫌な感じは受けなかったぞ。

・町の市民の小心ぶりがヒーローの求めに応えず孤立に追いやって行くさまを見るのは不快だった。フィクションでもヒーローのそんな姿を見たくなかったぞ。

・レッドパージの時代に対する異議やリアルな感覚、90分を切るタイトな映画の出来や意義はあれど、これは認めたくないというのが正直な気持ち。

・最後の保安官バッジを捨てる主人公。「ダーティハリー」の元ネタだな。

・「ダーティハリー」の方は犯罪者の権利を守る法律と、そんな法律を悪用する犯人のキャラ造形の強烈さもあって不快さは感じなかった。こっちはいわばシステムでなく、わが町の仲間からつまはじきにされるわけだからな。
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