shinichiro

真昼の決闘のshinichiroのレビュー・感想・評価

真昼の決闘(1952年製作の映画)
4.2
◎ 肝の据わった孤独な男、孤立無援の花

正午という約束の時刻までの時限爆弾みたいな設定が終わりに向かって緊張感が漂う。
何度も映る線路や渋い男の声のテーマ曲。
町のために正義感から戻ってきたのに結局は誰からも歓迎されない。仲間を募っても煙たがられ離れてくばかり。一瞬決断が揺らぎかけたが、近いところにいるライバルとの殴り合いで、自分を取り戻す。自分が正しいと思ったことを粛々と命懸けで遂行する。
無法者の3人+1人もなかなかカッコ良い。
印象的なショットが多い。撮影監督は今年亡くなったDavid Crosbyの父Floyd Crosby。保安官の助けを悉く断った人々の固唾を飲んで待つ顔を次々と映し出すショットがお気に入り。
テーマ的にはどこか'荒野のストレンジャー'と共通項を感じた。

阪神タイガース日本一おめでとうございます。今日までの試合はほんまに死闘続きで楽しませてもらいました。元気が出た!
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