個人的に樋口真嗣監督作品を見返している。なので、監督がリスペクトしてやまない原点とおっしゃってた73年版日本沈没を鑑賞。
原作版デビルマンといい、70年代ってこんなとんがったものが超メジャー作品だったのかと若干引く。それくらい容赦のない悲劇が日本を襲う。
特撮もすごい。
爆発や水の巨大感さえ脳内補正出来れば、「地震と津波で日本が破壊されます、どんなでしょーかっ！」という大喜利の満漢全席。お腹いっぱいになること請け合いだ。
なかでも衛星軌道から見た日本列島が割れ沈んでいく様は、悲しくも美しく、素晴らしい。
日本が沈み国を失った一億の日本人の行く末を思う、そんな稀有壮大な気持ちのまま、いよいよ樋口監督版を観ようと思ったら、amazon primeでは2006年版のページの画像が全部この1974年版になっていた。
ただのミスなのだろうとは思うが、有料レンタル400円。
もしかしたらと思うとまだ勇気が出ない。
