Sinosai

日本沈没のSinosaiのレビュー・感想・評価

日本沈没(1973年製作の映画)
3.3
復活の日繋がりで、小松左京モノ。大昔、子供だった頃に大流行りして、本も読んだしテレビだか映画だかも見た記憶あるけど、当時はあまりにもリアルに思えて、とてもフィクションとは思えなかった。しかし今見ると、そりゃムチャなんじゃという設定ではある。だが、悲しいことに「ほんとの津波はそんなふうには来ない」とか「ほんとの火山噴火はそんな前触れ無く突然来ない」とか「激しい大規模火災現場の低空真上をヘリは飛べない」とかを、実際の災害により知ってしまっていることに愕然とした。映画中の災害シーンがとても長いのも、当時は皆そんなエグい災害を知らなかったからだと思うし、今なら皆すでに既視なので、そんなシーンは長く無くて良い、というのも新たな発見というか、複雑な心境ではあります。しかし娯楽映画としてはなかなかよく出来ていて、古いのに今でも十分楽しめました。
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