メイプルわっふるG

ノロイのメイプルわっふるGのレビュー・感想・評価

ノロイ(2005年製作の映画)
3.7
モキュメンタリー&ファウンド・フッテージ。
失踪した怪奇ルポ作家。彼のお蔵入りドキュメンタリー「ノロイ」を追加取材し、白石晃士監督で発表。
ジャケのおどろおどろしい呪い面は、奇祭「鬼祭」の鬼役のお面。

もともと怪村奇村のフォークロアものは大好き。コンビニに特集本あれば無意識にカゴに入れるくらいには好物。吉田悠軌さんの書籍や番組は特にお気に入り。

今作は白石監督コワすぎシリーズより前の作品。
「言い方ぁ!」に覚えあるので見たことがあるはず。まだ白石監督を認識していなかった頃にVシネJホラーの一つと思って見た模様。エンタメ~テレやファミ劇、MONDO TVあたりで放映してる系と同じ括り。
今回はモキュを楽しむ姿勢だったので、どちらかと言うとヒストリchやナショジオを見る感覚。
改めて見ると、ほん呪の児玉さん時代より前でこのクオリティって凄い(私見)。

難しいのは、実話怪談や都市伝説は語りだからこそ面白いという点。映像化はリアルに近付けるほど万人受けしなくなるというジレンマ。

新耳袋シリーズなどの映像化は両手を挙げて大歓迎だけど、前提を知らずに見た人がキョトンとしてしまうのは仕方なかろう。エンタメを求めていたのなら酷評する人も出てくるだろうし。
作品が増えることは嬉しいけれど、元の出来事まで引っくるめて貶されてしまうのは不本意すぎ。

まぁ今作はフェイクドキュメンタリーなんだけど。


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