wikiであらすじ読んで「天使が人間に恋して地上に降り立つ話」という知識だけで臨んでみたら、想像以上に哲学に満ちていて「天使の詩」そのものだった。子供が子供だった頃。そして「戦後」の映画だった。
カメラワークとか立ち位置とか、映像がとても好きだった。
完全にドイツ語映画だと思っていたのでマリアンが話してるのがフランス語だと気づいた時もだいぶ驚いた。英独仏、一瞬だけ日本語、コインランドリーの女性も知らない言語だったな
マリオンのロープやトラピスの振付もとても素敵だった。ボディダブルはいたみたいだけど本人がやってる部分もかなり多いよな…?すごい
ピーターフォークの役めちゃめちゃ良かったな……………調べたらドイツでコロンボ大人気だったんだね こんないわゆるアート映画寄りの作品でビッグゲストの特別出演みたいな枠があるの不思議な感じ でも良い味わいだった
カシエルのオットーザンダーもとても良くて、一緒に観た母と「あの人若い時絶対物凄くハンサムよね」「わかる」という会話をした
地上に降り立つのだいぶ後半からだったけど、それまでの積み重ねがあるからこそのカタルシスで胸が熱くなった
壁の向こう側のくだりってどうやって撮ってるの…?特別な許可を得て撮影?あそこだけセットとか?
色の名前を聞くところも好きだった
やっぱりライブは少し長かったのとラストの告白はシェイクスピア作品の死ぬ間際か?というくらいたっぷりだった
公開当時に母が観て買ったパンフレットが実家にあって、いつか観たいなと思っていた作品。