PERFECT DAYSに触発され、レンタル視聴。
昔観たが、久々に再視聴。
図書館のシーンで、昔観た記憶がよみがえる。
やはり美しい。
以前観たときも、図書館のシーンが好きだった。
天使から見た名もなき人々の声が、断片的に聞こえる。
私達の生活でも、通り過ぎる名もなき人々には物語があり、思考がある。
わたしはその事実にときに押しつぶされそうにもなるが、ヴィム・ヴェンダースはその名もなき声を受け止めているのであろう。
重力のない天使という生き方ではなく、重力のある人間の生き方を選ぶダミエル。
刑事コロンボの元天使が言う。
寒いときには、手を擦る。それがまた良いんだと。
人間はそうやって生きていく。