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ベルリン・天使の詩のmoeのレビュー・感想・評価

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)
3.2
天使は人間として当たり前にできていること

寒さや暑さを感じたり、
何かを食べて美味しいと感じたり、
予知能力があるから驚いたりしないし、
永遠に続く日々、時、週、月も存在しない。
存在すら知られない。

手を擦り合わせたら温まる、
鉄の匂い、コーヒーの温かさ、
人から感じる視線

今まで、当たり前に感じていた一つ一つの感情が新鮮に思えてくるような映画でした。

子どものころ感じていた熱意のようなものを思い出させてくれた。

作中で
子どもの頃は、遊びもなにもかも無中になれた
今ではその熱意は、仕事に向けられるだけで、
子供の頃は、虚無を恐れなかった
大人になると虚無感に恐れるようになった。

共感した。
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