井出

ベルリン・天使の詩の井出のネタバレレビュー・内容・結末

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

子どもには敵わないって改めて感じる、その凄みは言葉にはできない
「熱」の羽

ベルリン、人生、世界、時代、生死、そんな枠をぶっ壊す、全てのものへの賛美、愛、素晴らしい

話的にもどうでもよくなることだが、アングルや色彩、技術的、物理的なことも全てよく、壮大なストーリーの邪魔をするどころか、それをさらに高めている

彼の映画観もでている、ただ絵と音だけで、人が本来もつ詩的情感を自ずから呼び起こし、子どもに戻し、体全体を鋭敏にするあの感じ、天使、映画監督の仕事なのか

エネルギーが…、恍惚というか、心は静かなのに、全身が開いている感じ、サクリファイスとか鏡、麦秋や晩春を見たあとのような、今夜は眠れないよ

なんでブレッソンの名前ないんだとか思ったけど、ウィキで納得、天才も好みは凡人と同じなのか

中身を語るのは愚か
井出

井出