ケンタウロス

ベルリン・天使の詩のケンタウロスのレビュー・感想・評価

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)
4.7
とうの昔に観たので、漠然と良かった、という記憶しかなかったけど、会社の先輩の話に出たのでどうしても観たくてもう一回観たらやっぱり素晴らしかった。パリテキサスとはるくらい好きかもしれない。

本当に映画にスコアをつけるっていうのは難しい笑。もはや無理矢理付けているような感じ。
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街ゆく人、誰とも知らぬ人の部屋。
登場人物達の心の中が聴こえて、
入り乱れる声。
たまにかかる仰々しい音楽。
子供は子供だった頃…
で、はじまる台詞のリズムも、
全てが心地よかった。

天使は皆、髪を結っているのかな?

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印象的な場面

・ライブハウスだかクラブだかで、
ニック ケイブ アンド ザ バッドシーズが本人役で登場。ああかっこいい。知らなかったのでテンション上がった。

・基本的に台詞が美しい。

・天使から人間に変わって色がセピア?からカラーになる。それに合わせて映画も、静から動に変わるようでめちゃくちゃドラマチック。

・そうか探偵コロンボは、元天使だったのか。それが分かるシーンではなんとも言えない気持ちになった。

・平和を願うおじいさん
主人公が人間になってから老いた姿かと思った。多分全然違うんだけど。

・音楽を聴き、ジョージコックスの靴を履いて死んだ青年。静かな映画なのに強烈に印象に残った。悲しくなる。