「今僕は知っている。どんなに偉大な天使でも知らないことを」
午前十時の映画祭14で鑑賞。
再開発が進む西ドイツ・ベルリンを舞台に、人間として地上に降りることを望んだ天使の物語。
守護天使目線の映像…
天使は人間として当たり前にできていること
寒さや暑さを感じたり、
何かを食べて美味しいと感じたり、
予知能力があるから驚いたりしないし、
永遠に続く日々、時、週、月も存在しない。
存在すら知られな…
詩的、芸術的であり、宗教的では無い。
人間とはという道徳な話ではなく、倫理的な感じ
目に見えなくても、天使がこんなふうに近くに居てくれるのかもなって思うと、
ちょっと寂しくなくなった気もする。
…
このレビューはネタバレを含みます
街行く人々は何かしら悩みを抱えており、ダミエルから見る人間界はモノクロに映る。悩む人々にそっと寄り添い、前向きになれる人もいれば、救えない人もあったり。
冷戦中のベルリンの街は戦争の爪痕もまだ残って…
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