若かりし頃2回寝落ちして未観のままだった。
【満月が泣くわ】
後半の運び、もの凄かったな。
壁の街ベルリンに堕とされた天使(おっさん)。
図書館(たまり場w)とか語り部とか詩は、すべての解読は不…
色がある世界のあまりにも美しいこと。
切ない人生を生きていく人の美しいこと。
天使のように人を見つめると、その美しさに触れられる。
でもその美しさを抱きしめて実感するまで、それは真実にさえならない。…
ヴィム・ヴェンダースの映画において、人は常に移動する主体である。『都会のアリス』では西ヨーロッパを彷徨い、『まわり道』では西ドイツを縦断し、『さすらい』では東西ドイツの国境周辺を旅した彼は、移動しよ…
>>続きを読む見た後に、世界の見え方が変わる力がある。そういう映画はあまりない。
天使が見ているような、この世から離れているような目を思わせる、なめらかな撮影が素晴らしい。とくに図書館のシークエンスの撮影が、すべ…
このレビューはネタバレを含みます
詩集を読んでいるかのような映画。
彫像のように無機質・無表情で温度のないモノクロの思考の世界(天使視点)と、表情豊かで生身の暖かさ、柔らかさを感じられるカラーの世界(人間視点)の明確な対比がとても…
異次元の存在が人間社会にやってくるって既視感あると思ったらバービーだった。でもバービーは現実の軋みを目の当たりにするのに対し、ベルリンの天使は現実をユートピアみたいに捉えている。ここに男女の断絶や格…
>>続きを読む最初のモノクロ部分(天使サイド)は、何度も寝落ちするぐらい退屈だったが
しかし、それは意図的で如何に退屈で世界が退廃的にネガティブに感じるかを見せるためだというのが
カラー(人間サイド)になった時に…
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