だい

白き処女地のだいのネタバレレビュー・内容・結末

白き処女地(1934年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

名匠デュヴィヴィエ監督と若き日のジャン・ギャバンの邂逅は残念ながら名作を生み出せなかった様子。

いや、ギャバンはめっちゃ存在感すごかったんですけどね。けどね。
ギャバンに尺使いすぎて、結果ヒロイン射止めたやつ、存在感皆無だったやん!!!

実はこれはギャバンは生きてて、ヒロインが他の人と結婚を決めてから春に帰ってくるやつやな!と思ってワクワク観てたら、
~~FIN~~
って、もうね、目が点ですよ!もはやデジタルデビル!コンゴトモヨロシク、ってドリアードばっかりできやがって!
だってさ、男はヒロインを振り向かせようという努力してないでしょ?お母さんのとこに早く戻らなきゃいけない時に告白しただけ!いくらなんでもタイミング悪すぎだろ…
ヒロインも、ギャバンの死から立ち直った様子も全くないし、最後の男に心が動いていく描写もない中での突然の決断!これは予測不能なハイスピードロマンスっ…!
現代でこの脚本なら確実に叩かれるでしょう。古典補正だな。

雪山描写も、後世の遭難ものとは比べるべくもないですが、馬が立往生するシーンは迫力あって必見。
抜け出すシーンがなかったので、次のカットで??にはなったけどね!
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