これぞ低予算ホラー映画の金字塔。
エクソシストにラヴクラフトのネクロノミコンをぶち込み、山小屋というワンシチュエーションにしたのが素晴らしい。
もちろんワンシチュエーションてのは低予算映画の常套手段なのだけど、そんなこと感じさせないくらいのパワーに満ち満ちている。
サム・ライミの初長編てことで荒削りな部分もあるけど、それすらも持ち味になってるくらい。
資金は身内や周りの人間に頼み込み、キャストやスタッフも同様。
終盤は予算が足りなくなったりと崖っぷちだったからこそのテンションが観てる側にもビシビシ伝わってくる。
主演で製作総指揮の1人でもあるブルース・キャンベルもサム・ライミの友人。
この2人が友人だったことも今思えば奇跡。
個人的にはゴア描写増し増しのリメイク版の方が好きだけど、オリジナルの本作は今観ても何度観ても飽きない。