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インビジブルのbutasuのネタバレレビュー・内容・結末

インビジブル(2000年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

透明人間になる薬を作る博士が成功したらまず真っ先にやったことは?→答え:おっぱいを見る …いや、そうかもしれないけどさ…

透明人間化したことによって凶暴化したのか、元々ヤバイ奴だったのかの描き方が中途半端。まぁおそらくどっちも、ということなのだろうが。ここをはっきりしてくれればもうちょっとノレたかもしれない。主人公の変貌に全然気持ちがついていかなかった。

元カノも透明化前から、別れたくせにいちいち主人公に接近しに行っては「寄りは戻さないわよ」と言うイライラする女だったので、こいつと今彼氏が助かってほしいという気持ちがちっとも湧かなかったのもデカい。二人とも早く死ねばいいのに、この二人以外の何も知らなかった周りのメンバーだけが助かればいいのに、と思っていた(結果は真逆だったのでイライラは募るばかり)。

ポール・ヴァーホーヴェンらしく、透明人間化の過程は何ともグロテスクで良かった。激痛を伴いながら皮膚→筋肉→骨の順番に透明化していくのは斬新。全体的に特撮は見せ方が上手く、時代を感じさせない素晴らしさだった。

終盤はただの「密閉空間で殺人鬼から逃げるB級ホラー」になってしまったので、ちょっと退屈だった。

冒頭、ケヴィン・ベーコンとジョシュ・ブローリンという二大「猿っぽい俳優」が実験ゴリラを追いかけるシーンに一番笑った。
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