エイデン

エルム街の悪夢5/ザ・ドリームチャイルドのエイデンのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

オハイオ州“スプリングウッド”
悪夢の中の殺人鬼“フレディ・クルーガー”をアリスが倒してからしばらくして
共に悪夢を切り抜けたダンと結ばれたアリスは幸せな日々を送っていた
そんなある日、シャワーに入っていたアリスは、突如として悪夢の世界へと落とされてしまう
そこは地下に作られた男ばかりの精神病棟で、看護を手伝っている修道女アマンダ・クルーガーが残っているにも関わらず扉を閉められてしまい、男たちに慰み者にされてしまうというものだった
アリスは恐怖しながらも、ただの夢だと思い込み、学校へと向かう
この日 学校ではアリスたちの卒業式が行われ、彼女は友人のイヴォンヌやグレタ、マークらと卒業パーティーに出かける約束をする
その後 合流したダンは、パリ行きの航空券をプレゼントする
アリスはダンに夢を見たことを伝え、自身が持つ夢をコントロールする力が通用しなかったと不安をこぼす
しかし話はダンの両親が現れたことで途切れてしまうのだった
またアリスは遠くから自分を見守っていたアルコール中毒の父を見つけ声を掛ける
父は改心して禁酒をすると誓っており、そんな父の姿を見てアリスも嬉しさがこみ上げるのだった
卒業式も終わった頃、アリスは公園でフレディの数え歌を歌っている少女たちを見かけ、その歌詞がいつしかフレディが帰ってくるという内容に変わっていることが気になって、彼女らの後を追いかける
すると古びた教会に辿り着いたアリスは、そこでアマンダが中へと入っていくのを目にする
アリスも中へと入ると、そこにはストレッチャーに乗せられて運ばれていくアマンダの姿が
彼女は妊娠しており胎児が逆子であるため、対応しようとする医者に囲まれていた
やがて彼女は出産するが、その赤ん坊は怪物のような奇怪な姿をしており、すぐに部屋から逃げ出していってしまう
その後を追いかけたアリスの目の前で、赤ん坊は成長しフレディとなって蘇る
襲われそうになったアリスだったが、そこにアマンダが現れ、フレディを倒すため塔の中にいる自分を解き放つようにアリスへと頼むのだった



『エルム街の悪夢』シリーズ5作目

今回も特に説明無く復活したフレディに、前作から引き続き“ドリームマスター”アリスが挑む

鍵を握るアリスのお腹の中の息子ヤコブと、再び登場するフレディの母アマンダ
母子の関係というリンクを物語の切り口にするのは連作としては面白いけど、そこまで新しさは無いかな

かなりのはっちゃけたクオリティ
いよいよホラーと呼べるのかと疑問符が浮かぶようなフレディの殺人芸人ぶりが出てる作品で、常識の一歳通用しない自由すぎる芸の数々は一周回って見どころ

そろそろ何かテコ入れをしないとヤバそうな雰囲気はあるので、むしろストーリーも遊んで『13日の金曜日』シリーズの『ジェイソンX』みたいな怪作作ってもよかったんじゃないか...
とはいえフレディのフレディっぷりはしっかり味わえるので観ましょう
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