ぶちょおファンク

ドニー・ダーコのぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤★2 中盤★2 終盤★2.5

久方ぶりの再鑑賞だがほぼ内容は覚えていない…。

良い点
◯ジェイクが出てるのは覚えていたがまさか実姉であるマギーがドニーの姉役でギレンホール姉弟共演してたとは!
そして今は亡きパトリック・スウェイジ…!🥺
◯ラスト付近での歌に合わせて多くの登場人物らを映し出す演出は『マグノリア』(P.T.A.監督・1999年製作)っぽいし、P.スウェイジ演じる“自己啓発”系も『マグノリア』でトム・クルーズが演じた人物を連想させるし、空から“謎のエンジン落下”や“2と8”の数字なんかも『マグノリア』っぽいし、かなり影響を受けていそうな雰囲気を感じる。

気になる点
●“ワームホール”を“穴”と訳すのは時代なのか翻訳者のセンスなのか…?
●観終わって後日知ったが…
劇中で描写をしていない“裏設定”を持ち出すのは作り手(表現者)としてクソな発想でしかなく、それは“難解”ではなく単に“描写不足”ってだけ!


☆総評
今なら“A24”が製作しそうな作風。

ドリュー・バリモアが製作総指揮と出演もしており、その関係か出演陣は意外と豪華で、『ER』のノア・ワイリーやセス・ローゲン(デビュー作?)なんかも出演している。

分かりやすくある程度は伏線回収される終盤は納得で、“多くのヒト(主に彼女と母と妹)を救うために運命を変え犠牲(ヒーロー)となったドニー”の物語と言えるし、“タイムリープ”などの要素は関係はなく
不幸な“ドニーの事故死”を映画(フィクション)として“ドラマティック”に見せることで“彼の存在(生と死)を肯定”する物語かも知れない…
なんてことを想う。
(解釈は色々とあるだろうが…)


2021年230本目(+短編15本)