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ドニー・ダーコのayukaのネタバレレビュー・内容・結末

ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

数日前に見た映画の感想が書けないなんてことはよくある。けどこの映画はどこか心にひっかかって染み付いて情景が頭の中からとれない。

カルト映画とか難解映画とかいわれていて、ジェイクギレンホールでジェナマローンで、ずっと見たいと思っていた作品でした。結果私もカルトの一員になりかけてる。

自分なりのつじつまの合わない結論は導き出したんだけど、ネットで解説をみたら、SFすぎて設定濃すぎてすごかった!そんなの解説無くして誰が分かるんじゃいって感じだったけど。オババの本の内容がすべての方程式を解く鍵だったんですね。
結局、そんなことが分からずとも、最後にドニーが自らの死の運命を選んだことだけでも分かれば、とっても切ない気持ちになってちょっとは心になにかを残していく映画になるんではなかろうか。

ジェット機の部品が落ちて家が恐ろしく揺れるシーン、フランクが映画館で着ぐるみをとって、目が血だらけなシーン、ジェイクの目がこちらを睨みつけているシーン、最後にドニーがおもいっきり笑ってるシーン、家族が打ちひしがれて泣いているシーン。どれも焼き付いている。不気味なシーンと最後のシーンを対比して思い浮かべるたびになんだか切ない気持ちになってしまう。死に対する描き方がSF的で哲学的で不思議で、未知で、心に残らずにはいられなかった。

切なかった。エモかった。
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