このレビューはネタバレを含みます
難解。大学の時に１度観たが、よく分からなかった。
今回はネットで解釈等を見てから観たおかげか、『なるほど、コレがこう繋がるわけね』と、７割ほど理解出来た。それでも、やはり難解だ。
ネットの中には、ドニーは自分の命を犠牲にして…って解釈があった。解釈は人それぞれだが、私は、本人はそんなつもりは無かったと思う。
悩んだり考えたりはしていたが、ドニーにしか見えない何者かに導かれ、そうした。それだけな気がする。
そこに、そこまでの彼の強い意志が介在したとは思えない。
ちょいちょい散りばめられたヒントを見つつ、繋がりを考えつつ、頭を悩ませながら観る映画だが、駄作だとは思えない。とても巧妙な作品だと思う。
理解は難しいが、頭に残る作品。
ドニーが、苛められてる太っちょな女の子に『いつか君にも幸せが訪れる』的な台詞を言うシーンがあるが、何故だか、温かいような哀しいような、何とも言えない不思議な気持ちになった。
