ゴン吉

日本侠客伝 血斗神田祭りのゴン吉のレビュー・感想・評価

日本侠客伝 血斗神田祭り(1966年製作の映画)
4.0
高倉健と鶴田浩二による任侠の世界を描いた「日本侠客伝」シリーズの第4弾。
高倉健が主演、富司純子、野際陽子、中原早苗がヒロインを演じ、鶴田浩二、里見浩太朗、長門裕之、藤山寛美、大木実らが共演。
マキノ雅弘が監督を務める。 

大正十年の東京神田が舞台。呉服問屋の老舗・澤清の主人はイカサマ博打に手を出して多額の借金を抱えていた。実は賭博場を仕切るやくざの大貫が高利貸と組んで澤清の土地を狙っていたのだ。そんな主人を見かねた幼馴染の神田火消し・よ組の纒持の新三(高倉健)は、主人を賭博場から連れ出し、借金を返す目途をつける。しかし土地を手に入れたい大貫は伸夫を殺害したうえ放火し、さらには借金返済の口利きをしたよ組の頭まで襲う…

高倉健が漢気あふれる役を演じ、鶴田浩二が侠気を通す。
一方、富司純子、野際陽子、中原早苗らの女優陣が男たちと様々な人間ドラマを繰り広げる。幸せを掴む者、そうでない者が美しくも切ない愛を奏でる。
前半は藤山寛美の心意気、後半は鶴田浩二が筋を通してストーリーを盛り上げる。
最後は高倉健の討ち入りで決めてくれます。
「立派に再建しておくんなへえよ」  

2023.11 BS12で鑑賞  
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