原作良すぎるからそこと比べるとカットされてる脇役たちがどうしても気になる。ただ、2時間という尺の中でヒビトとムッタの話に絞ってシンプルに構成したという点では一種の正解な気もする。
結構ロック調でなんだか歪ながらもガムシャラに夢を追う話。ロケットの打ち上げた後の若干風に流された煙が凄く象徴的。本当に気持ちの良いくらい真っ直ぐ、ただ真っ直ぐ進むから前向きな気持ちになれる良い映画。
ただ、やっぱりシャロンの話とかケンジの話とか、『握手でもしよう』のくだりをもうちょっとちゃんと描いて欲しかった思いもある…。やっぱり原作がいい話過ぎるから難しい。宇宙兄弟は日本の教科書に載せるべき。