Millet

エイリアンのMilletのネタバレレビュー・内容・結末

エイリアン(1979年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

子供の頃に見て強烈なトラウマを植え付けてくれた映画。

H.R ギーガーのデザインする『古代エジプト王妃ネフェルティティ、最愛の彼女、恩師サルバドールダリ、男性器』を組み合わせたデザインによって生まれたのがこのエイリアンに出てくる怪物。
人間の欲望だとか内面のグロテスクさが反映されているからこそ、本能的に恐怖を感じられるのだろう。人の内にこそ鬼がいるとはまさにこのこと。

エイリアンは男性期、液体を吐き出して子供を人間に寄生させて繁殖する。というのが、現代の望まぬ妊娠出産に対するメタファーであるという部分が今尚人気の理由。

私はシリーズの中では『エイリアン2』が一番好きだったのだが、こういうメタファー的な部分、社会風刺として見てみるとだいぶ味わいの違ってくる作品だ。
Millet

Millet