菜緒都

エイリアンの菜緒都のレビュー・感想・評価

エイリアン(1979年製作の映画)
3.8
ひたすら美術を愛でる映画。映像で見る展示会。
宇宙船のクオリティ、降り立った星の建造物(?)のクオリティが高くてびびる。 
弐瓶勉がやりたかったのはこれか!と思った。

光と影と音の使い方も勉強になる。
CGでは出せない金属っぽいのにぬるぬる感もある質感は発明。

中盤あたりでそういえば重力の問題について言及したっけ?っていうのが気になった。

ストーリー展開としてはスローとも取れるテンポだが、絵で楽しませるから問題ない!という矜持を感じる。

ロボットぶっ倒した時の胴体の避け方がまんまターミネーター2でパクられててうけた。

終盤「やっぱ露出させんのね」ってげんなりした。

「エイリアン2」でいかに今作の核となる部分が排除されたかがわかった。いいとか悪いとかじゃなく。

MCUで、宇宙人っぽいヴィランをCGなしでこのクオリティでやるってのはどうですか?
菜緒都

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