真栄田

五人の賞金稼ぎの真栄田のレビュー・感想・評価

五人の賞金稼ぎ(1969年製作の映画)
3.3
若山富三郎先生の『賞金稼ぎ』3部作の2作目
前作は良い意味で下らないギャグ多めで明るいテイストだったけど
今作は公開当時ガッツリ全共闘やってた時代だからか、社会派だったっす

幕末の貧乏藩のバカ藩主が、租税をバリバリ取り立てる所為で
農民がバタバタ死んでしまったので
農民達は一致団結して砦を作り、藩兵相手にレジスタンス活動を始める
その助っ人として呼ばれたのが、主人公・錣市兵衛率いる賞金稼ぎ達

と言う『七人の侍』的なプロットに
マカロニ・ウエスタンみたいなテイストのアクションとBGMを加え
更に工藤栄一監督お得意の、陰影の効いた締まりの有る映像で
結構満足度は高いんですが
物語に関わる主要キャラの人数は、もうちょい絞れたかなぁ...とかは思いました
特に味方サイドのキャラは、主人公とヒロインのくノ一位しか印象に残る感じではなかったっす
あと
小池朝雄が演じるバカ藩主は、本当にそういう人に見えたので凄いと思いました
真栄田

真栄田