ハヤシ

クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡のハヤシのレビュー・感想・評価

3.7
ロードムービー。春日部⇒新宿二丁目⇒青森⇒お台場の移動。ラストが開発中のお台場なのは1997年という時代を感じさせる(なお『踊る大捜査線』も97年。)東松山よねが千葉県警成田署所属な点など含め、土地のディテールへのこだわりが相変わらず凄い。二丁目のオカマと銀座のホステスの抗争である点とか。
皮肉とか下ネタが相変わらず尖ってて大人のほうが楽しめる(笑)

けど、終盤におけるテンポがあまり良くなくて減点。

令和では絶対に起用できないオカマキャラクターも、ある種のアウトサイダー的な人当たりの良さと情の厚さを描いていたりオカマバー(ショーパブ)の描写が結構丁寧だったり、リスペクトを感じる。あと過去作品だとオカマ=敵(ラスボス)だった中でオカマが味方っていうのが良いミスリードをしている。

あとオカマとホステスの格闘シーンはもの凄く細かくて引き込まれた。
ハヤシ

ハヤシ