カオスの中から数学に秩序を求める主人公。
円周率、黄金比、そこから神の領域(とされるもの)にたどり着かんとし、己のニューロンが焼き切れ、狂う。
狂気に至る過程で、サイコめいたハイキーモノクロが生…
2024-17(13)
執着は真実から遠ざけるという教訓をカオスに仕立てた映画だと思う。数学者である主人公の場合はそれが数字だっただけで、いわゆる陰謀論にのめり込んでいく人の頭を覗いたようで面白かっ…
このレビューはネタバレを含みます
面白かった!
モノクロ映画にしては音楽がアグレッシブだし映像もわかりやすい、と思ったら最後のクレジットで97年とあって納得。取り上げられる(流行の)数学概念を含めたモチーフや軍・政府が介入してこない…
A24による4Kリマスター版が今日から日本公開という事だが、劇場で観れる自信が無くて自宅鑑賞。圧倒された、、
理論と実証のギャップが滲み出す底知れぬ好奇心の沼、そして絶対的な真理を求める行為が神の…
音楽が癖になる。モノクロの画面と数字の羅列や出来事のみせ方がうまかった。ストーリー的に同じ場所での場面が多いが、カットごとの変化があり退屈しない。ラストは予想より王道に近く少し驚いたがラストまでの対…
>>続きを読む 数学に取り憑かれ、数学に殺された男
この世の全ては数式によって成り立っていると天才数学者の主人公の男は考え、その方程式を見つけ出そうとするのだが…
男が辿り着いた先に見たものとは。
・いや…
ダーレン・アレノフスキーのほとばしる才気に圧倒された。階調の粗いモノクロ、ショットの切り替わり、映像センスにクラクラする。
人間色々な物に取り憑かれるが、数字に取り憑かれると行き着く先は脳。脳こそ…
「この男は数学に殺される」
本作はあの鬼才ダーレン・アロノフスキーのデビュー作で凄く気になって鑑賞しました!
本作は初見では理解する事が不可能レベルの難解すぎる物語をデビュー作でやってしまう、ダー…