メイユール

三百六十五夜 大阪篇のメイユールのレビュー・感想・評価

三百六十五夜 大阪篇(1948年製作の映画)
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照子さんの純血と一途さ、そして聖母のような心の広さに頼り切った展開で、なかなか胸くそ映画だった。
婚礼のシーンの二人は本当に美しい。そう、美しくて印象的なシーンは沢山あるけど、なかなか胸くそ映画だった。(二回言いたい)

こういう血が通ってない上原謙さんは、全く体温を感じなくて怖い。
山根寿子さんの儚さと品の良さが作品を支えてた。田中絹代さんに通ずるものを感じる。
そして我らが高峰秀子さんの華やかさ。出てくる度にハッとさせられるし、可愛らしくて憎めない役所。大阪弁も上手。

今とは全然違う大阪の街の姿に感動した。
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