『レ・ミゼラブル』を観ていたら、小学生のとき、『王子と乞食』という映画を観たことをふと思い出した。
当時、地域の小学生と小学生の親が、市民会館で、無料で映画が観られる…というイベントが年に1回はあった。
小学生当時の私の記憶では、
王子と乞食が似ていて、途中で入れ替わったことまではわかったけど、その後のストーリーがまったくわからず、映画を観て人生ではじめて劣等感を覚えた映画でもある。
乞食→王子になった少年が、フィンガーボウルの水を飲み、来客者たちも仕方なく真似してフィンガーボウルの水を飲むシーンだけは鮮明に覚えている。
そのとき、フィンガーボウルの存在と指を洗う道具だということを習った。
そして、大人は、偉い人の真似をするだけの生き物だということも知った。
『構想○年、製作費○億』という宣伝文句のはしりだった記憶がある。
いま見たら、箸にも棒にもかからないレベルの映画と思うかも…