みずか

子供の眼のみずかのレビュー・感想・評価

子供の眼(1956年製作の映画)
3.8
三田村というサラリーマン(芥川比呂志)と、実家で歯科医として働くその妻幸子(高峰三枝子)、三田村と先妻の間の子供、三田村の妹(高峰秀子)という家族が、三田村の転勤に際して、それぞれ自分の人生にとって何が大事かを考えていくというホームドラマ。好きな映画だし、例えば子供の感情の変化を犬を散歩させるときの様子で描くなど、印象に残る演出も多い。ただ、いま一つ物語の焦点が絞り切れていない感があって、子供の気持ちなどもう少し深く描いてほしい感じもした。三田村に愚痴をいうときの幸子の実母(滝花久子)の無意識な嫌味さも印象に残った。
みずか

みずか