INDY82

子供の眼のINDY82のレビュー・感想・評価

子供の眼(1956年製作の映画)
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柄本明さんも鑑賞されていた。

高峰秀子の喜怒哀楽すべてが楽しめる。
足踏みミシンも裁縫もふつうに出来たんだろう。

基本的に男は外で働き女は妻として母として家庭に入るのが当たり前の時代。

商社勤めの父と、歯科医の継母、25歳で婚期最後と言われる父の妹。
継母の父は病気で引退した歯科医、その妻は娘が子持ちに嫁いで家から出たことが気に食わない。歯科の家業を継がせることでつなぎ止めている。

修ちゃんの面倒はほとんど妹である叔母が見ている。継母も女性と言えど仕事を持つと家庭を蔑ろにしてしまうのか。

仕事とは利己的なものなのだろうか。

子どもは大人について行くしかない。

叔母は、自分がモノのように扱われていると感じて憤る。修ちゃんも同じだったのではないか。

現代ならさてどうなるか。
意に沿わない転勤も無くなりつつある昨今。でも海外転勤ならノリノリでみんな行くんだろうなあ。
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