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機動戦士ガンダム F91のsithmaroのレビュー・感想・評価

機動戦士ガンダム F91(1991年製作の映画)
3.3
初めて観た時は「なんじゃこりゃ?」というのが正直な感想だった。
内容を詰め込みすぎて、ダイジェスト感が強い。
先にノベライズ版を読んでいたから振り落とされはしなかったが、ギリギリついていった感じ。

以前に職場の映画好きの先輩が「主題歌の『ETERNAL WIND』のオマケに長いダイジェスト映像がついてる感じ」と言っていたが、まさに「言い得て妙」と思ったことがある。

緻密な作画、流れるようなスピーディーな戦闘シーン、生々しい描写、目を見張る要素も多々ある。
ただ「面白いか?」と問われると首を捻ってしまう。

つまらなくはないのだが…。
リアルロボ(←スーパーとかリアルって区分けは好きではないが)らしからぬトンデモ兵器のバグだったり、よくわからないコスモ貴族主義とか、
どうにもこうにもついていけない面が無駄に目だってしまった気がする。

続きを作る予定もあったからなのだろうが、キャラやメカが無駄に多いとも感じてしまった。
今後出番が用意されていたであろうドレルなんかはまだいいとして…アンナマリー、お前マジでなんなん?(苦笑)

続きが作られていればまた評価は変わったのかもしれないが、如何せんこの作品だけではなかなかに評価が難しい。
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