貴婦人修行

機動戦士ガンダム F91の貴婦人修行のレビュー・感想・評価

機動戦士ガンダム F91(1991年製作の映画)
3.7
再見。冒頭20分の市街戦おもろすぎ。空中戦の最中落ちた薬莢で死ぬ母親、MSの離着陸の振動でよろめく人物、と上空・手前・奥の縦のレイヤーを丁寧に作りつつどんどん街は破壊されて逃げに逃げる。落下にこびりつく死の恐怖。
ダイジェストってよりもう意思疎通するつもりない会話も最高。フラストレーションの発散としての戦闘時の激情。相変わらずですなー。
シーブックとセシリーの再開が月を背景にしてるので回転しとともにセシリーの顔が照らされるのが最高です。キャラデザも光沢も艶っぽくてこれでもかと死と性の映画を強調してる
んーでも、富野のPANワークが本格的に冴え渡っていくのは次作からなんだよなー。