ぎたろー

馬鹿が戦車(タンク)でやって来るのぎたろーのレビュー・感想・評価

-
村はずれに暮らす耳の遠い母 とみと知的障害の弟 兵六(犬塚弘)と暮らすサブ(ハナ肇)は、長者・仁右衛門と土地を巡り日々騒動。長い病から全快した仁右衛門の娘・紀子(岩下志麻)だけはサブの味方で、サブは紀子に全快祝いで屋敷に誘われるも、仁右衛門(花沢徳衛)から追い出され乱暴沙汰。捕まったサブがいない間に村会議員の市之進は、とみを騙し、サブの土地を巻き上げる。帰ってきたサブは怒り狂い、隠していた戦車で長者の家に攻めてくる…
笑える前半から恐怖の中盤を経て悲哀のラストへ怒涛の展開!とはいえコメディのがすごい。鳥になると信じて疑わない半吉役の犬塚弘さんのリアリティが半端なさ過ぎて、強引な展開にもさもありなんと思う説得力!こういうのが役者の仕事だなと畏敬の念を抱きました。にしても人はすぐに忘れてしまうということを忘れちゃいけない。
ぎたろー

ぎたろー