2作目にして宿敵マグニートー達との共闘というのはなかなかに熱い。
人類とのミュータントの共存を目指す教授。
ミュータントを迫害から守るために人類と敵対するマグニートー。
マグニートーを単なる悪党としては描かず、利害が一致すれば協力する、でも馴れ合いはせず共通の敵がいなくなればさっさと立ち去る。
かつては親友同士だった二人の関係性が今作ではより強調されている。
ブライアン・シンガー監督がアクション映画にまだ慣れていないためか、バトルシーンはやや地味めではあるが、キャラクターが増えたことでアクションのバリエーションが広がっていて前作よりはスケールアップしている。
ファイナルディシジョンへの繋ぎということもあって、もやっとする終わり方ではあるが、次回作への期待も高まる一本だと思う。