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ヒッチャーの鹿のネタバレレビュー・内容・結末

ヒッチャー(1986年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ショーン・ビーンのリメイク版を先に観ちゃって……。いや、このオリジナルの良さをあれだけ徹底的に排除したリメイクも珍しいのではないだろうか。もうやってはダメな例として教科書に載るレベルなのでは!?この作品の魅力はなんと言ってもルドガー・ハウアーとC・トーマス・ハウエルの意味が分からない関係性だろ!ヒッチハイクしながら躊躇なくバンバン人を殺していくルドガー・ハウアーがトーマスだけは殺さず、助けたりさえする。だが執拗に追い詰めていくさまは、お気に入りのネズミを見つけて舌なめずりしながらいたぶる猫のようでもあり、最初は怯えるだけだったトーマスが、怯えながらも反撃に出たり、反抗的な顔をみせたりする反応を見るのが楽しくてしょうがないド変態ぶりが加速していく!途中から首を突っ込んできた女は、なんだよこの女、邪魔してんじゃねえよ!とばかりに八つ裂き。覚悟を決めたトーマスも可愛くてしょうがないようすのルドガー・ハウアー。キャスティングは最高!役者もなにを期待されているかを理解している!これ以上褒めると、鹿の人格に疑いを持たれかねないのでこのへんにするとしよう!
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