三四郎

戦火を越えての三四郎のレビュー・感想・評価

戦火を越えて(1950年製作の映画)
1.0
なんだか左翼臭のする映画で好きじゃない笑
日本映画なのに、わざわざ中国人を良く描いて日本人を悪く描かなくたっていいじゃないかと思ってしまった。ヒロインは中国人の父と日本人の母から生まれた日本に暮らす日本人女性。
ストーリーとしては、ヒロインを日本人と中国人の架け橋として描き、戦後、荒廃した日本の中で、純粋だったヒロインは落ちぶれてしまうが、そんな彼女を主人公の中国人男性は日本へ探しに来てようやっと見つけ出し、変わり果てたヒロインをやさしく抱きしめ更生させる…といったものだ。つまり日中友好を謳っているのだろう。
しかし、もっと穿った嫌な見方をすれば、日本(資本主義)が中国(共産主義)に抱かれ、日本も共産主義化する…なんてね。

今も昔も中国人一人一人は良い人だけど…。
この映画が製作された当時の日本人、特に左翼系の映画人は、中国と中国人を美化?理想化?しすぎている気がする。

後半のフィルムが残っていないということで、中途半端に終幕。きっと最後まで観ても、私のこの映画に対する評価は変わらないだろうけど…。
中国人女優に扮したデコちゃんが可愛い映画でした。
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