南州墓地で最も綺麗な石で築かれた墓に供えられている方でお馴染みの「桐野利秋」を主人公に史実を基づいて描かれた時代劇です
鹿児島出身の自分からすると、本作はとてもワクワクしながら観てましたw
桐野利秋さんはとても超絶イケメン(鹿児島弁で言えば「わっぜ・ずんばいよかにせ」)だったと言われています
実際、本作では鹿児島出身でおられるよかにせ大物俳優「榎木孝明」さんが演じられています
作中には示現流のシーンや日本刀を振り回すシーンがありますが
榎木孝明さんは若いときから示現流を習っていたというのは有名な話でして
他の俳優さんとは段違いの綺麗な振り方を披露していて
「これこそが真の『薩摩隼人』だなぁ〜✨️」と観てて思いました
西南戦争のシーンもかなり細かく再現されてて
西郷先生の自害するシーンも史実通りの台詞になってました
まぁ、実際はあんなに仲間は集まってなかったと思いますがww
逆に敵側から目立ちますからねw
だけど表現的にはそれだけ西郷先生が多くの人に崇拝されてたという意味で分かりやすかったと思います
土砂降りの設定というのも新しかったですね
何より、大河ドラマ『西郷どん』と違って
ちゃんと自害してるシーンが描かれていたのは良かったです
個人的に好きなのは、『八重の桜』の西郷先生の自害シーンですね
明るい夕日に顔を照らされながら、「もうここでよか」という演出はかっこよかったです
是非良かったら、大河ドラマ『八重の桜』も観て欲しいと思います
自分はかなりの大河ドラマヲタクでもありますww
話を戻しますw
戦場に半次郎の奥さんが来るというのはかなり危険すぎるのでフィクションかと思いますが
あれもあれで良かったと思います
半次郎が自害した後に敵兵が集まってくるという演出もスター感があって良かったと思います
一番気になったのが、西南戦争中に『薩摩バンド』が大久保利通が座ってる横でユダス・マカベウスを演奏してるシーンがありましたよね
あれ、実際に戦時中とかに弾かれてたのかなぁと思って
後で調べてみたら、どうやら弾かれてたみたいです
官軍陣営の場で小さな舞台みたいなのが仮設されてて
薩摩バンドが官軍の勇気づけるために弾かれてたという資料が残ってるそうです
詳細については、各自で調べて欲しいと思います
エンディングも夕日でのエンドロールはかっこよかったです
しかも平原綾香さんが歌われてるというのは驚きでしたw
凄く面白い作品だったと思います
ちなみに、本作に大久保利通役で出演されている北村有起哉さんは後に大河ドラマ『西郷どん』でも大山綱良役で出演されています