トノモトショウ

あさき夢みしのトノモトショウのレビュー・感想・評価

あさき夢みし(1974年製作の映画)
4.0
いつの世も男女の業というものは変わらないのだろう。平安時代の腐敗した宮廷を描いた作品だが、和の雰囲気の中にも現代的なテーマが潜んでいるように思う。こういうタイプの作品を観るのは初めてで、序盤はその語り口や物語の流れに追いつきにくかったが慣れてくると新鮮な感じ。実相寺の個性が見えてくるのは光の使い方だ。ラストも好き。